\ 家事をもっと手伝ってもらいたい /
共働き世帯にとって家事シェアは大きな課題。
仕事、家事、育児に追われる日々の中、「時間」と「心のゆとり」はどんどん削られ、相手への不満ばかりが募ってしまう…。
<株式会社マクロミル調べ> 調査期間 2019年10月10日~2019年10月11日
夫婦ともにフルタイムで働く20~49歳の共働き夫婦の家事分担に関する調査では、
夫婦で家事を分担するのが理想だとしつつ、実際には、妻の方へ多くの負担がかかってしまっているという現実が浮き彫りになっています。
理想は理想、現実はなかなかむずかしいようです。
では、どうすれば家事分担をスムーズにすすめることができるのでしょうか。
目次
■なぜ家事シェアが必要なのか
■最新のマインドにアップデートをしよう
■現状の家事フローの見える化
■お互いのタイプを理解する
■目指すべきゴールを明確にする
■まとめ ~家事シェアのキーワードは「みんなで」~
■なぜ家事シェアが必要なのか
家庭は小さな社会。そして、家族は一つのチーム。
家庭をスムーズに運営するためには、家族の誰か一人だけに「家事」の負担をかけていてはリスクが大きすぎます。
普段から家事をシェアしておくことで、個々のスキルは上がり、急にだれかが動けないという状況が起こっても慌てなくてすみます。
これこそ「チーム力の高い家族」ではないでしょうか。
家事を押し付け合うのではなく、協力しながら効率的にすすめる「家事シェア」。
家族のチーム力アップのために、ぜひ取り入れましょう。
■最新のマインドにアップデートをしよう
「もう少し手伝ってほしいと思っているけど、なんか言いにくい…」
「家事をやってと言われると、ちょっとイライラする…」
など、先入観にとらわれてしまう事があります。
しかし、男性女性関係なく同じ役割を求められる今の暮らしの中で、以前のやり方のままでは対応できない事も多くなっています。
自分たちの暮らしを快適にするために、やり方も考え方も適宜アップデートしていく必要があるのです。
家電もサービスも、家事を楽にするツールはどんどん充実してきています。それらを上手に利用するのも「家事シェア」の一つです。
大切なのは、必要なツールを効果的に取り入れられる柔軟な思考と対応力なのです。
■現状の家事フローの見える化
「料理」「洗濯」「掃除」というような名前がある家事から、「シャンプーの補充」「洋服のボタンつけ」「冷蔵庫の液だれの掃除」のような、名もなき家事まで、家事はやり出すと無限にあります。
目の前の家事をお互い行き当たりばったりでこなしていては、なかなか「家事シェア」はすすみません。
まずは、日々の家事について、どんなものがどれぐらいあるのか、そして、それを誰がどんな流れでやっているのかを把握する事から始めてみてください。
「家事フロー」の作成です。
家事の流れを見える化する事で、改善ポイントを把握することができ、シェアできるタスクやタイミングを見つけることができます。
・朝やっていたことを夜へ。
・一人でやっていたことを、みんなで。
・やらない家事へ。
など、改善できるところはたくさんあるはず。
チーム家族の作戦会議、ぜひ始めましょう!
■お互いのタイプを理解する
「料理の手順」「汚れの性質に合った洗剤」「洗い方が決まっている洋服」など、家事にはある程度の知識やスキルが必要です。
また、「好きな家事・嫌いな家事」もあるでしょう。
家事シェアを考える時に、お互いのタイプやスキルのレベルを知ることも大事なポイントになります。
・うまくできないから、やりたくない。
・やろうと思っているが、時間がない。
・やる気はあるが、スキルがない。
など、家事シェアが上手くすすまない理由は、実はそんなところにもあるのかもしれません。
まずは、お互いの家事に対する意識を知るためにも、家族で家事に取り組む時間を積極的につくってみるといいでしょう。
実際に経験する事でたくさんの気づきを得ることができ、家事のスキルアップにもつながります。
「やる気」と「スキル」が揃えば、家事シェアは一気にすすむはずです!
■目指すべきゴールを明確にする
家事仕事は大量、そして無限です。
目の前だけを見ていると、そもそも何のために頑張っているのか分からなくなり、疲れ果て、ちょっとした事でつい相手を責めてしまうことにもなりかねません。
家事シェアすることを目的にせず、家事を効率化したあとに手にすることができる「ゆとりの時間」で何をしたいのか、そこを明確にし、さらにそれを家族で共有することがとても大切なのです。
・ゆっくり映画を楽しむ。
・美味しいコーヒーをいれる。
・好きな本を読む。
・運動する。
・まったりする。
暮らしの中に、そんな「ゆとりの時間」を持つことができたら、きっと今よりもっと充実した日々を送ることができるはず。
自分の時間だけではなく、相手の時間も尊重できる暮らし。
終わりのない家事だからこそ、やる事とやらない事をきちんと決め、個々のゴール、そして、チームとしてのゴールを明確にすることが必要なのです。
■まとめ ~家事シェアのキーワードは「みんなで」~
シェアには、「分担する」「共有する」という意味があります。
家事シェアとは、「家事を分け合って受け持つ」「みんなで協力してやる」ということになるのですが、
大切なキーワードは、「みんなで」ということ。
一つのチームである「家族」。
そのチーム力を上げるためには家事シェアは必須。
「ひとりで」ではなく「みんなで」という意識を持つことが何よりも大切なのです。
まずは、ファーストステップとして、家族それぞれの想いを共有した上で、みんなで家事に取り組む時間を楽しんでみませんか!